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農学研究科の松村彩葉さんが「関西農業食料工学会第154回例会」において「学生ベストプレゼンテーション賞」を受賞しました【9月28日(日)】

足球即时比分_365体育直播¥球探网7年9月27日(土)、9月28日(日)に、足球即时比分_365体育直播¥球探网で開催された「関西農業食料工学会第154回例会」において、大学院農学研究科修士課程2年生の松村彩葉さんが「学生ベストプレゼンテーション賞」を受賞しました。

松村さんが取り組んでいる研究では、急傾斜地での作業向けに開発した走行ユニットに自律走行制御の機能を追加することで省力化を目指しています。近年では農業機械にも自律走行制御が導入されつつあり、リアルタイムキネマティック測位システム(RTK-GNSS)やSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)といった手法が多く使われています。しかし、急傾斜地では、電波の遮蔽や土砂流亡などの動的環境要因が伴うことから、より安全にリアルタイムで空間認識が可能な3D LiDARを使用した自律走行システムを開発しました。このシステムでは通路間移動時の旋回に課題があったため、Arucoマーカーを検出することで通路間移動を可能にしました。これらの急傾斜地における農業ロボットの導入に向けた重要な成果と、松村さんの研究への熱意が受賞につながりました。

受賞したタイトル

●松村彩葉さん(指導教員:大学院農学研究科 上加裕子 准教授)

急傾斜柑橘園における自律走行時の旋回方法の検討

松村さんから一言

この度は「学生ベストプレゼンテーション賞」をいただき、誠に光栄です。受賞にあたり、日ごろから実験圃場を使わせていただいている愛媛県農林水産研究所の職員の方々や、猛暑の中、実験に付き合っていただいた先生方や研究室の後輩のおかげで、心置きなく研究に没頭できた結果、得られた成績であると深く感謝しております。修士課程修了までに残された時間で研究室内における意見交換や他大学との合同ゼミなどを通して、研究や発表スキルにより一層、磨きをかけていきたいです!

受賞した松村彩葉さん
表彰状

<大学院農学研究科>